フィーダー(Feeder)



 現メンバー

グラント・ニコラス
 (Grant Nicholas 1967-) ボーカル、ギター

タカ・ヒロセ
(広瀬 隆/Taka Hirose 1967-) ベース


過去メンバー

マーク・リチャードソン
 (Mark Richardson 1970-) ドラム (4th-6th)

ジョン・ヘンリー・リー
(John Henry Lee 1968-2002) ドラム (1st-3rd)

 (マークが2009年5月に脱退を表明してから、後任のドラマーは決まっていない。)
 フジロック2008(金曜日)  RED MARQUEE


フィーダー(Feeder)はイギリスのロックバンド。1994年ロンドンにて結成。

 3人の出会いと結成(1992年〜1996年)
南ウェールズ・ニューポート出身のグラント・ニコラスとジョン・ヘンリー・リーは20歳の時に出会う。2人は「Temper Temper」というバンドを結成し、その後「Rain Dancer」と名前を変えて、ウェールズ人のメンバーと共に活動していた。その後のフィーダーの源流ともいえるバンドだったが、うまくいかずに挫折してしまう。その後、グラントはロンドンで働きながら新たな音楽性を模索し、ジョンもグラントを追いかけるようにロンドンへ出てくる。
そうした中、岐阜県穂積町出身の日本人で、中日新聞のロンドン支局で働く傍らグラフィックデザインを学んでいたタカ・ヒロセが、1994年に雑誌「Loot」に出したバンドメンバー募集の告知にグラントとジョンが反応したことで、新たなバンドである「Real」を結成するが、その名前をグラントが気に入らなかったことから「Feeder」(グラントが飼っていた金魚の名前から取ったという)と改称した。

結成直後から精力的にライブ活動を行い、1995年に当時イギリスの新興インディーズレーベルだったEchoと契約する。9月には最初のシングルとして、2曲から構成される自主制作EP「トゥー・カラーズ (Two Colours)」をリリースする。ライブ会場での手売りのみで、現在では非常にレアなアイテムとなっている。
デモテープも積極的に製作し、翌年の1996年6月には、6曲から構成されるミニアルバム「スイム(Swim)」がリリースされ、イギリスで本格的にデビューする。

「ポリシーン」(1997年〜1998年)
1997年5月、初のフルアルバム「ポリシーン(Polythene)」がリリースされ、日本でもデビューする。この頃のフィーダーは、スマッシング・パンプキンズやニルヴァーナの影響を強く受けたグランジ色の強いへヴィなサウンドが特徴で、評論家には「スマッシング・パンプキンズに対するイギリスからの回答」と評されることが多かった。
同年10月にUKでリリースされたシングル「ハイ(High)」はスマッシュヒットとなり、UKでは再リリース版の「ポリシーン」に収録された。フィーダーの代表曲のひとつで、日本でもミニアルバムとしてリリースされている。「ポリシーン」はアメリカではエレクトラ・レコードからリリースされ、アメリカでも本格的にデビューすることになる。1998年はほぼアメリカ・イギリスでのツアーが中心となったが、このツアーはかなり過酷なものだったという。

「イエスタディ・ウェント・トゥー・スーン」(1999年〜2000年)
1999年7月、前述したツアーの合間にレコーディングが行なわれ、2ndアルバム「イエスタディ・ウェント・トゥー・スーン(Yesterday Went Too Soon)」がリリースされる。シングルカット曲の中でも、ツアーでの経験からインスパイアされた曲だという「インソムニア(Insomnia)」と「Yesterday Went Too Soon」は、共にUKチャートで「High」を上回るヒット曲となり、BBCの番組「トップ・オブ・ザ・ポップス」にも出演した。
そして、同年に開催されたフジ・ロック・フェスティバルに初出演し、これが初来日となった。それ以前からUKでライブバンドとしての地位を固めていたこともあって大成功を収め、タカにとっては凱旋帰国と言うべきものであった。2000年1月には初の単独来日公演が行なわれている。

「エコー・パーク」(2001年)
2001年4月にリリースされた3rdアルバム「エコー・パーク(Echo Park)」は、プロデューサーにピクシーズ、フー・ファイターズなどを手掛けたギル・ノートンを起用。先行シングル「バック・ロジャーズ(Buck Rogers)」「セヴン・デイズ・イン・ザ・サン(Seven Days In The Sun)」が立て続けにヒットし、アルバムも初登場5位を記録している。特に「Buck Rogers」「Seven Days In The Sun」の2曲と、「ジャスト・ア・デイ(Just A Day)」は、プレイステーション2のゲーム「グランツーリスモ3」に使用されたことで爆発的ヒットとなる。「Just A Day」はシングルのB面曲として既にリリースされていたものの、あまりの反響の大きさからA面曲としてリリースされた。

「コンフォート・イン・サウンド」(2002年〜2004年)

2002年1月、ジョンがマイアミの自宅で自殺する。バンド活動・人気共に絶頂かと思われていた時期に訪れた、あまりにも突然の知らせであり、グラントやタカのみならず、多くのファンにとって非常にショッキングな出来事となった。グラントは「メロディよりもジョンの不在が寂しい」と語ったものの、バンド活動を継続することを表明。この決断にはジョンの家族からの説得もあったといわれる。

ジョンの自殺という大きな悲しみの中で製作され、10月にリリースされた4thアルバム「コンフォート・イン・サウンド(Comfort in Sound)」は、UKでは50万枚を売り上げ、フィーダー最高のヒット作となった。このアルバムからの楽曲「ファインド・ザ・カラー(Find The Colour)」が、2003年に日産・エルグランドのCM曲として使用され、日産自動車のCM曲を集めたコンピレーションアルバム「SHIFT-NISSAN CM TRACKS-」にも収録された。同年にはUKと日本でツアーを行い、2004年はほぼ新作のレコーディングに集中した。

「プッシング・ザ・センシズ」・「ザ・シングルズ」(2005年〜2007年)
2005年2月、5thアルバム「プッシング・ザ・センシズ(Pushing The Senses)」をリリースする。このアルバムから、ジョン死去後にサポートのドラマーとして協力していたマーク・リチャードソンが正式メンバーとなった。 同年には3度目となるフジ・ロック・フェスティバルへ出演し、タカがNHKの番組「トップランナー」に出演した。

2006年5月にはこれまでを総括するとともに、新曲3曲を加えたベストアルバム「ザ・シングルズ(The Singles)」がリリースされ、2007年7月には、シングルB面曲を集めた裏ベストアルバムともいえる「ピクチャー・オブ・パーフェクト・ユース(Picture of Perfect Youth)」がリリースされた。

「サイレント・クライ」(2008年〜現在)
2008年3月、新曲「ミス・ユー(Miss You)」がフィーダー公式サイトで配信され、3ヵ月後の6月に、6thアルバムとなる最新作「サイレント・クライ(Silent Cry)」がリリースされる。前作までプロデューサーを務めていたギル・ノートンの手を離れ、ほぼセルフプロデュースで製作された。7月には4度目となるフジ・ロック・フェスティバルに出演し、2009年2月には5度目となる単独来日公演も行なわれた。

同年5月6日に公式サイトを通じて、マークが脱退することが発表される。現時点では後任ドラマーの情報は発表されていない。

2010年現在は、サイドプロジェクトとして「Renegades」名義で活動しており、バンドの公式サイトで新曲を2曲発表している。

音楽性
ジャンル上はオルタナティブ・ロックやインディーロックに属するといわれる。

デビュー当時から一貫して、ボーカルとギターを務めるグラントが書く歌詞と美しいメロディに、ハードな音とアコースティックな音を併せ持ったギターサウンドをベースとしながらも、曲によってはピアノや壮大なオーケストラ、サンプリングなどが取り入れられることがある。こうした「フィーダー節」ともいえる独自の音楽性が特徴であり、アルバムリリースを重ねるごとに独自性を強めている点が魅力のひとつとなっている。
イギリスではトップクラスの国民的バンドであるものの、日本では、その独自性が日本で言うところのいわゆる「UKロック」と立ち位置が異なる事もあり、ベーシストが日本人であるにも関わらずあまりメジャーな存在ではないが、熱狂的なファンは多い。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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